「作品を訳す」という出版翻訳の基本を学ぶ
「出版基礎」では、さまざまな作品を取り上げながら、内容をきちんと把握しているか、作品としてふさわしい表現になっているか、などにポイントをおきながら出版翻訳の基本を学びます。
「出版基礎」では、さまざまな作品を取り上げながら、内容をきちんと把握しているか、作品としてふさわしい表現になっているか、などにポイントをおきながら出版翻訳の基本を学びます。
例えばフィクションの場合、作品の魅力や面白さが読者にそのまま伝わる翻訳でなければなりません。さらに子ども向けの作品であれば、年齢に応じた言葉えらび、漢字やひらがなの区別など子ども目線でのこまやかな気配りも必要です。一方ノンフィクションの場合は、読者に誤解なく情報を伝えるための、わかりやすい翻訳が求められます。
この講座では、大人向けのフィクション・ノンフィクションと、児童書の翻訳に取り組み、これらのスキルを広く習得することを目指します(課題作品は講師が選ぶためクラスによって異なります)。
さまざまなジャンルの作品に取り組むことで、日本語力も強化できます。
リーディングとは、翻訳者が出版社から依頼を受けて未訳の原書を読み、あらすじや感想をレジュメ(シノプシス)にまとめる仕事です。出版社はこのレジュメを元に、その原書を日本で出版するか判断します。リーディングをきっかけに翻訳の仕事を頼まれることも多く、翻訳デビューのきっかけになりやすいのが特徴です。この講座では翻訳だけでなくリーディングの方法も学んでいただきます。
授業を欠席される場合、授業の開始時間前までにメールで課題の訳文をご提出いただければ、講師が訳文を添削してお返しします。
■受講料 | 136,000円(税込 146,880円)割引プランはこちら |
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■受講期間 | 4/16~8/27(火曜・毎週×18回)スケジュール(PDF) |
■時間 | 19:00~20:40(100分) |
■定員 | 10名 |
■修了規定 | 授業回数の7割以上の出席で修了となり、修了証書を発行いたします。
修了者は同じ分野の中級講座の受講テストが免除となります(修了から3年以内の申込みに限る) |
■講師 |
加賀山 卓朗先生
講師からのメッセージ
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■申込締切 | 4/5 |
■教材発送 | 4/6 |
■受講料 | 136,000円(税込 146,880円)割引プランはこちら |
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■受講期間 | 4/19~8/30(金曜・毎週×18回)スケジュール(PDF) |
■時間 | 14:00~15:40(100分) |
■定員 | 10名 |
■修了規定 | 授業回数の7割以上の出席で修了となり、修了証書を発行いたします。
修了者は同じ分野の中級講座の受講テストが免除となります(修了から3年以内の申込みに限る) |
■講師 |
那波 かおり先生
講師からのメッセージ
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■申込締切 | 4/5 |
■教材発送 | 4/9 |
■受講料 | 136,000円(税込 146,880円)割引プランはこちら |
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■受講期間 | 4/20~9/7(土曜・毎週×18回)スケジュール(PDF) |
■時間 | 13:00~14:40(100分) |
■定員 | 10名 |
■修了規定 | 授業回数の7割以上の出席で修了となり、修了証書を発行いたします。
修了者は同じ分野の中級講座の受講テストが免除となります(修了から3年以内の申込みに限る) |
■講師 |
三村 美智子先生
講師からのメッセージ
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■申込締切 | 4/5 |
■教材発送 | 4/10 |
さまざまな職場を経験しましたが、「私は○○のプロです」と言えない自分に自信を持てずにいました。1つのスキルを極めようと思い、選んだのが翻訳です。私は大の本好き。やるなら一番好きなものをと「出版基礎」を受講しました。
学習を始めるまでは、大筋で意味を伝えることを優先していましたが、本の翻訳でそれをやってしまっては作品を損ねることになってしまいます。「なぜ作者はこの言葉を使ったのか、そこには必ず理由があります」という先生の教えは、仕事を始めた今ではとても大切です。知っているつもりの単語でも辞書を確認し、原文に忠実に翻訳していく技術は、講座で培ったものです。
いつかは訳書を出したいと漠然と考えていたのですが、はじめての訳書は偶然のめぐり合わせから降ってきたように実現しました。ネット上の記事を翻訳して自分のブログに掲載するため、許可を求めて著者に連絡を取ったところ、快諾をいただくと同時に、日本での出版を考えているとのことで編集者を紹介していただいたのがきっかけとなりました。
私は著者と読者の橋渡しをする翻訳という仕事に使命を感じています。これからも「この言葉を多くの方に届けたい!」と感じる本を訳していきたいです。
大学時代には、専攻したポルトガル語をはじめ、さまざまな言語を学びました。昔から言語間の置き換えに興味があったのですが、体系的に学んだことがなかったので、仕事にすることも視野に入れて翻訳の勉強を始めることに。紙媒体の翻訳がやりたかったので「出版基礎」を受講しました。
講師の三村先生は編集者のご出身であり、大変な読書家でもある翻訳家。原文を深く読み込んで理解することの大切さ、原文にそって丁寧に翻訳する姿勢など、じっくり翻訳することの楽しさを教えていただきました。描写を図説したり動作を実際に演じたりしながら教えてくださったので、自然な日本語で表現するためのヒントが得られた気がします。
知人からときどき翻訳の仕事を依頼されていますが、今は勉強したい気持ちでいっぱいです。三村先生が「会社勤めをしながらでも翻訳はできる」と励ましてくださったので、無理のない形で、今後もずっと翻訳に関わっていきたいと思っています。
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